随分とお久し振りの更新になってしまいましたが
今回は少し変わったお話をしてみようと思います。
未来の下水道の話・・・を飛び越えて
遥か未来の下水道の話です。
これは【予想】と言うよりは
私個人の【想像】であることをご了承ください。

下水は下水道を流れて処理場へ向かう
とは言いながらも
下水道の普及率は100%ではありません
細かい定義を省いての話になりますが
下水道が設置されていない地域は
まだ、浄化槽を使用しています。
浄化槽とは?
もの凄く簡単に言ってしまうと
下水を奇麗な水へ浄化する設備です
つまり、下水処理場の小型版であり
ご家庭の駐車場に埋設できるサイズです
そこで生活排水を浄化して
雨水の流れる側溝や雨水管へ排水します。
さて、その浄化槽ですが
新たに下水道が設置された地域では
基本的には下水道への切り替えが行われます。
それまでは下水道が無くても
浄化槽で間に合っていたのに
なぜ下水道へ切り替えなければいけないのか?
それにはもちろん理由があります。
浄化槽の処理能力は下水道に劣ります
浄化槽の寿命は下水道に劣ります
その他にも色々な理由はありますが
上記の理由が環境面に大きく影響するため
下水道への切り替えが推進されています。
ようやく本題です・・・
浄化槽を下水道に切り替える理由
それは、現代の話です
近い将来・・・ではなく
遥か未来になるかもしれませんが
下水道よりも処理能力の高い浄化槽
下水道よりも寿命の長い浄化槽
下水道よりも低コストな浄化槽
そんな浄化槽が誕生したら
世の中はどう変わるのでしょうか?
処理能力が極限まで高まった場合
生活排水のリサイクルが可能になります
さすがに飲料水や入浴用としては
気分的には微妙だとしても
トイレ用の水だったり
植物への散水や洗車用としてなら
大きな節水効果を生むはずです
大きな工場などでは
その効果は絶大になるでしょう。
浄化槽への堆積物から
自動的に堆肥が作られる機能も
あったら面白いでしょうね
さて、
それでは下水道はどうなるのでしょうか?
一部の雨水管は必要ですが
汚水管やその他排水管は不要になるでしょう
そうなれば莫大な維持管理費が不要となるため
その予算を個人の浄化槽への
補助金に回せるはずです。
残された地中の下水道管は
老朽化によって陥没を起こす時限爆弾なので
撤去が必要ですが、コスト面を考えると
モルタル等の充填による
閉塞工事が行われるでしょう
下水道の維持管理をしている業者は
この閉塞工事で1つの時代を過ごすと思います。
そしてどんなに高性能な浄化槽だとしても
メンテナンスは必要になるでしょう
年々減少している浄化槽維持管理業者は
新規参入が激増するのではないでしょうか
浄化槽の製作メーカーも
新商品開発の激戦が繰り広げられるのでは?
・・・と、ここまでの話は
私個人の【想像】であることを念を押して
今回のお話を終わろうと思います。
それではまた次回・・・
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